3次元計測 | WHO’S LAB |大阪電気通信大学研究室紹介サイト /whoslab/research-keyword/3d-measure/ WHO'S LABは、大阪電気通信大学の研究活動を発信する専用サイトです。 Wed, 06 Aug 2025 01:59:55 +0000 ja hourly 1 特殊カメラで撮影する一枚の画像が画像センシングの精度と効率を向上させる /whoslab/research/kimachi/ Thu, 21 Sep 2023 01:07:00 +0000 /whoslab/?post_type=research&p=1851 画像から必要な情報を取り出す「画像センシング」。来海研究室では、光の強度が時間変動する成分を画像として抽出できるカメラを用いて、光の波長(分光スペクトル)を手がかりにした類似色物体の識別、形状・質感を同時に計測する画像セ […]

The post 特殊カメラで撮影する一枚の画像が<br>画像センシングの精度と効率を向上させる appeared first on WHO’S LAB |大阪電気通信大学研究室紹介サイト.

]]>
画像から必要な情報を取り出す「画像センシング」。
来海研究室では、光の強度が時間変動する成分を画像として抽出できるカメラを用いて、光の波長(分光スペクトル)を手がかりにした類似色物体の識別、形状・質感を同時に計測する画像センシングの手法を開発しています。

画像で見るその色は、実際の色と異なるかも知れない!? 
分光スペクトルを手がかりに情報を抽出する、実時間画像センシング手法

たとえばスマートフォンで撮影した赤い服。赤いものは赤く「見える」のですが、実際の色とは異なる場合があります。日常の記録ならそれでいいですが、農産物を見分けたり生体組織の異常を見極めたりするには、より精密な情報が必要です。その場合、色の元になる光の波長(分光スペクトル)まで立ち入り調べなければ区別することはできません。ですが、精密な計測をしようとすればするほど膨大な画像の枚数、それを用意する時間と労力がかかります。

現在、高速カメラは1秒間に1,000枚撮影できますが、対応できるハードウェアも必要です。また、それだけの枚数を撮影しているうちに調べるものが変化したり動いてしまうと計測できないという問題も。

これらの課題を解決するために開発を進めているのが「実時間画像センシング手法」。一般的なビデオカメラのスピードで、たった1枚撮影するだけで、計測に必要な情報を得られるという技術です。

識別困難な物体も分光スペクトルを手がかりに識別 
人の眼では区別できない類似色や三次元形状の計測もリアルタイムでとらえる

この研究で実時間=リアルタイムで撮影するのは、時間相関カメラという特殊なカメラ。数ある撮影手法のうちの1つがLEDを使った類似色物体の識別です。

たとえば少し古いタイプの蛍光灯の光は1秒間に120回点滅していますが、その時間変化のスピードに、ほとんどの人は気が付きません。ですが、時間相関カメラは1秒間に1,000回振動しているものと2,000回振動しているものを、カメラに指示信号を与えることで撮り分けることが可能です。

この機能を応用し、点滅スピードが異なる12種類のLEDを多数並べて物体を照明し、反射光から点滅スピードごとの感度調整を時間相関カメラが行い、分光スペクトルを区別することで、類似色の識別をすることもできます。さらに、形状と質感を同時に計測するシステム、運動物体の三次元形状を計測するシステムも開発中。今後はさらに画像センシングの手法の幅を広げ、時間や作業の効率化、精密さの向上へと繋げます。

病理検査から生育判定、文化財のデジタル保存など
幅広い分野で測定精度の向上に貢献!

類似物体の識別の研究が進みシステムが開発されると、がん細胞などの異常な組織を調べるための病理検査や、農作物の色で実り具合を調べる生育判定、また美術品の真贋判定などに応用できます。
また、形状と質感情報を同時に計測するシステムが確立すれば、文化財のデジタル保存や、ECサイトに掲載される商品画像と実物とのギャップを埋める際に役立てることができるなど、幅広い分野でより精度の高い測定ができると期待されます。

The post 特殊カメラで撮影する一枚の画像が<br>画像センシングの精度と効率を向上させる appeared first on WHO’S LAB |大阪電気通信大学研究室紹介サイト.

]]>
福祉・医療も、エデュテインメントもVRがコミュニケーションを進化させる! /whoslab/research/onishi/ Mon, 24 Jul 2023 02:06:00 +0000 /whoslab/?post_type=research&p=3460 「まるで現実」のような世界、つまり仮想現実=VRは、ゲームなどの非現実の世界を楽しむのに優れた技術であることはよく知られています。大西研究室では、こうしたVRの技術を、福祉や医療、教育といった分野で効果的に活用する研究に […]

The post <strong>福祉・医療も、エデュテインメントも<br>VRがコミュニケーションを進化させる!</strong> appeared first on WHO’S LAB |大阪電気通信大学研究室紹介サイト.

]]>
「まるで現実」のような世界、つまり仮想現実=VRは、ゲームなどの非現実の世界を楽しむのに優れた技術であることはよく知られています。
大西研究室では、こうしたVRの技術を、福祉や医療、教育といった分野で効果的に活用する研究に取り組んでいます。

さまざまな手術のスキルアップを支援する
手術シミュレータ・ナビゲータを開発

腫瘍を摘出する外科手術などの際には、医師は切除する腫瘍の位置を把握して細心の注意を払いながら手術を進めていきます。けれども人間の体内はさまざまな組織や器官が複雑に組み合わされた3次元空間。入り組んだ部位の切除など非常に技術が求められる場合があり、事前のトレーニングや、手術中のナビゲーションなどの支援が求められています。

そこで大西研究室では、手術シミュレータや、手術ナビゲータの開発に取り組んでいます。

たとえば、シミュレータの画面には実際の撮影データに基づいて作られた3Dモデルの臓器が映し出され、腫瘍がマーカー表示されます。ユーザーは周囲の血管を傷つけないように腫瘍を取り出す訓練ができます。さまざまな症例をもとに、病巣を立体的(3次元)に理解することにも役立ちます。

また手術ナビゲータでは、手術中に映し出される医師の視界に、実際の腫瘍の場所をわかりやすく表示する方法についても検討しています。病巣の撮影データを基に計算した臓器内での位置関係が再現できれば、より臨床にあった効果的な、シミュレーションができるようになります。

同一の臓器をレイヤーごとに表示し、病巣をマーカー表示

下垂体腫瘍摘出術などで利⽤される⿐腔内視鏡下⼿術のナビゲータ(プロトタイプ)

鼻から内視鏡を入れて脳下垂体の腫瘍を切除する手術.このナビゲーションシステムではどの骨を削るかなど,細かい術式を検討できる.

リハビリのサポートから博物館の展示品鑑賞まで
HCIを取り入れ、ユーザーにやさしく

リハビリテーションや福祉の分野においても、VRの技術を利用して暴露療法をサポートするシステムを研究しています。

たとえば、高齢者が転倒した経験などから段差に対して芽生えた恐怖感を取り除くために、実際に踏み台を段差と見立て、VRゴーグル内のさまざまなシチュエーションの段差を見ながら昇降します。こうしたリハビリによって段差に慣れることをめざします。

また、博物館や美術館などの貴重な展示品への理解を深めるために、タブレット端末を利用した展示支援システムも開発しています。珍しい楽器など簡単にはふれられない展示品の前では、タブレットをかざすと楽器の音が流れ、解説文を読むことができます。近づくほどに音が大きくなったり、制限時間内に楽器を探し出すといった、ゲーム要素も導入。ガラスケースの中で展示品が陳列されているだけでなく、鑑賞者が自分の意思で積極的に関わることができるため、展示品への興味をより強く引き出すことができます。大西研究室では、こうした“楽しみながら学べる”新しい形の展示を提案しています。

 VR曝露療法システム
段差での転倒した経験などから芽生える恐怖感を取り除くために,VRゴーグル内のさまざまなシチュエーションの段差を見ながらリハビリを行う.
VRの技術を利用し,ゴーグルを付けた状態で踏み台を昇り降りすることで,多様なシチュエーションの段差が体験できる.
楽器の展示支援システム
楽器の展示支援システム
鑑賞者は展示された楽器をタブレットを通して鳴らしたり,文化的な背景を紹介する解説文を読んだりとインタラクティブに関わり,楽しみながら学べる.

五感の全てを再現したホログラムの誕生で
地球の裏側の友達ともハグできる!?

現在のVRは音声やビジュアルがメインですが、今後は音・匂い・皮膚感覚・味といった五感の全てを創り出す技術が生まれるでしょう。
情報技術の歴史はコミュニケーション支援の歴史でもあります。自分が3Dのホログラムとなり、遠く離れて暮らす友達と握手やハグする日も遠くないかもしれません。

The post <strong>福祉・医療も、エデュテインメントも<br>VRがコミュニケーションを進化させる!</strong> appeared first on WHO’S LAB |大阪電気通信大学研究室紹介サイト.

]]>
文化遺産をITで守る、伝える、活用する3D技術、VR/AR技術で考古学の研究や普及を支援! /whoslab/research/kadobayashi/ Fri, 07 Jul 2023 02:14:00 +0000 /whoslab/?post_type=research&p=3652 先人たちが築いてきた文化や歴史を今に伝えるさまざまな文化財。これらの調査・研究や研究成果の発信にも情報技術が使われています。門林研究室では3D計測技術・3Dコンピュータグラフィックスなどを用いた文化財の計測と復元や、VR […]

The post 文化遺産をITで守る、伝える、活用する<br>3D技術、VR/AR技術で考古学の研究や普及を支援! appeared first on WHO’S LAB |大阪電気通信大学研究室紹介サイト.

]]>
先人たちが築いてきた文化や歴史を今に伝えるさまざまな文化財。これらの調査・研究や研究成果の発信にも情報技術が使われています。
門林研究室では3D計測技術・3Dコンピュータグラフィックスなどを用いた文化財の計測と復元や、VR/ARを使った普及・啓蒙活動に取り組んでいます。

考古学をもっと身近にわかりやすく
VRで古墳体験&ARで遺物鑑賞

文化財に対する理解を深めるには、現地に足を運んだり現物を手に取ったりすることが最も近道かもしれません。けれども、貴重な遺跡・遺物の保護の観点や博物館展示で公開できる数の制限などにより、一般の人が実物に触れる機会は限られています。そこで活躍するのがVRやARの技術です。

門林研究室では、古墳の石室や、さまざまな遺物を直観的に体験できるVRコンテンツ『古墳体験VR』を株式会社島⽥組と共同開発。ユーザが石室の中に入り、興味ある遺物に視線を向けると、その詳細な説明文が空中に表示される仕掛けになっています。

また、AR技術を使った鑑賞アプリは、VRアプリ⽤の3Dデータを利⽤し、より細密で実測に近い世界観が体験できるよう、本学で独⾃開発。博物館等の展示解説リーフレットにスマートフォンをかざすと、遺物写真が3Dモデルに。ユーザは自在に縮小拡大や回転を行って鑑賞できます。鑑賞者の意図に応えるインタラクティブシステムを導入することで、より生き生きと歴史を感じることができます。

左)VRアプリの開始画面では,石室内のシーンの上に古墳の紹介が表示されている.
右)石室内を博物館の一室に見立て,土器などの遺物を配置している.(遺物は異なる遺跡から出土したもの)
頭を動かすと視点が変わり,目の前に見える遺物の名称が表示される.
遺物を選択すると説明が表示され,解除すると説明が消える.
ARアプリによる遺物鑑賞の拡張

文化財の調査や記録から
美術館・博物館での展示など歴史を身近にするIT技術

文化財を守り、後世に伝え、歴史理解や観光などに活用するためのさまざまな場面でIT技術は重要な役割を担っています。文化財の調査・記録といった分野では、3D計測技術やセンサの活用によって文化財の詳細な計測を行い、歴史学や考古学の研究を支えています。また取得したデータや資料を整理し、デジタルアーカイブとして公開することで、研究者だけでなく一般の人にも資料が共有できるようになります。

さらに、IT技術によって得られた詳細なデータをもとにVR /ARアプリが開発されることで、歴史をよりリアルに感じられるようになります。たとえば美術館や博物館では、VRやARの中で展示品を手に取って鑑賞する体験が可能になります。また観光地では、神社・仏閣といった史跡だけでなく伝統産業品・郷土料理など、旅行者それぞれの興味関心に合った立体的な歴史学習が可能になります。IT技術が関わることで、文化財への理解がより身近なものとして深まる可能性が生まれています。

ITで拡がる文化財の研究と成果の普及

文化財とITは、遠い関係のように見えて実はとても近いのです。また文化財とエンタテインメントの距離も縮まっています。
VR/ARアプリで楽しみつつ文化財に触れることができる機会が増えれば、文化財を守り伝えていく大切さに気付いてもらえるようになるでしょう。

The post 文化遺産をITで守る、伝える、活用する<br>3D技術、VR/AR技術で考古学の研究や普及を支援! appeared first on WHO’S LAB |大阪電気通信大学研究室紹介サイト.

]]>