3Dプリンタ | WHO’S LAB |大阪電気通信大学研究室紹介サイト /whoslab/research-keyword/3dprinter/ WHO'S LABは、大阪電気通信大学の研究活動を発信する専用サイトです。 Mon, 02 Sep 2024 07:28:05 +0000 ja hourly 1 デジタルツイン時代に対応!? 誰もが使える3次元CADとは /whoslab/research/niizeki/ Thu, 21 Dec 2023 01:50:00 +0000 /whoslab/?post_type=research&p=6785 3次元CAD(Computer Aided Design)とは、コンピュータ上で立体を構築して設計やデザインを行うこと。最近では製造・設計・デザインなどで幅広く利用されています。新関研究室では、人とコンピュータの関係とい […]

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3次元CAD(Computer Aided Design)とは、コンピュータ上で立体を構築して設計やデザインを行うこと。最近では製造・設計・デザインなどで幅広く利用されています。
新関研究室では、人とコンピュータの関係という深い部分から3次元CADのあり方を研究。「夢を実現するツール」としてのCADの可能性を追究しています。

計算する機械から、モノづくりのツールへ! 
GUIの先駆者・サザランド博士の考えを受け継ぐ

3次元CADは、紙の上に書かれた2次元図面をコンピュータ上に拡張したものです。たとえば、家の2次元図面を見ても、どんな家なのかをイメージするのは難しいですが、3次元ならすぐにわかります。また、家をさまざまな角度から見ることもできます。

このような3次元の造形を可能にしているのは、コンピュータです。コンピュータが誕生した当初は、モニタもマウスもありませんでした。計算するためだけの機械だったのです。しかし、計算だけではなく「形」を目に見えるようにすることで、モノづくりの技術を大きく発展させられる考えた計算機科学者がいました。アメリカのアイバン・サザランド博士です。

サザランド博士は、ライトペンと呼ばれるツールでモニタ上に図形を作成できる「Sketchpad」を開発。これは世界初のGUIの実現でした。人とコンピュータの関わり方が劇的に変化し、CGの技術もここから始まりました。サザランド博士から、ユタ大学で直接指導を受けたのが、新関教授の担当教官であった山口富士夫博士です。

こうした学問的な流れを組む新関教授の研究は、単にマシンやソフトウェアとしての3次元CADの機能向上を図るためのものではありません。人間の頭の中にあるイメージを具体化するためのファーストステップにCADがあるとするなら、いかにそのイメージを正確に、スムーズに生み出すことができるのかが、長年に渡る大きな研究テーマです。

Sketchpadのイメージ図
ブラウン管の上にライトペンを使用して,リアルタイムに線を書いたり消したりできるプログラム.コンピュータ支援設計(CAD)の基礎となり,最初のグラフィカル・ユーザー・インターフェース(GUI)となった.

高速コンピューティングの実現で
今は新しいCADが生まれる絶好のタイミング!

新関研究室では「頭の中のイメージを具体化する」ことを追究するため、さまざまな視点でアプローチしています。

たとえば、CAD図面が正しいか誤っているかを判定して自動修正するシステムの開発。図形について考えている時の人の脳の血流量を測定する研究。さらに形状を連続変形させながら無駄のない設計を行う「トポロジー最適化」など。新関研究室は、CADの基礎研究を行うことのできる日本では数少ない研究室のひとつなのです。

長年のCAD研究の中から、新関教授が指摘するのは「現代は新しいCADが生まれる絶好のタイミング」だということ。背景には「コンピュータの高速化」があります。かつては、CADの複雑な計算に膨大な時間がかかりましたが、今では素早い計算が可能です。もうひとつ。大きな要因となっているのが「IoTおよびデジタルツインの普及」です。家電・自動車・スマートフォンを含むあらゆるデバイスがインターネットに繋がり、人がモノをどう使うのかがリアルタイムで蓄積されます。そして、実際のモノと対応するサイバー上のモノ=デジタルツインは3次元CADで作成されるものであり、今爆発的に増え続けています。

さらに、新しいコンピュータ言語であるPythonや3Dプリンタも浸透中。データ上の人の行動からニーズを汲み取り、どう具体化するか?など条件は整っています。

CAD図面自動検図システム
図形を認識して図面の正しさを確認し,自動修正をするシステムを開発.
設計における図形の認識能力の研究
図面や3次元CADを通して図形を扱う場合に,脳のどの部分を使うかを脳血流の測定装置を使って調べる.
トポロジー最適化
自動的に形状を変化させながら高性能で無駄のない設計を行う技術の開発と研究を行う.

こだわりの部分だけ人間が担当
「あとはよろしくCAD」が誕生!?

全く新しい未来型3次元CADは新関研究室から生まれるかもしれません。
家電や自動車も、個人のニーズに沿った究極のオーダーメイド品として設計できる3次元CAD。こだわりたい部分や重要な箇所だけを人間が設計し、あとはAIが全ておまかせで設計する「あとはよろしく3次元CAD」方式で、カスタマイズされた製品が完成する。「一人に一台ずつの3次元CAD時代」は、意外に近いかもしれません。

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加工技術の科学が ものづくりの強みをさらに強化する /whoslab/research/tashiro/ Thu, 14 Dec 2023 01:01:58 +0000 /whoslab/?post_type=research&p=7561 材料から製品をつくりあげる加工分野は、ものづくりの柱ともいえる分野の一つ。3Dプリンターの登場で、加工技術の可能性はさらに大きく広がっています。田代研究室では、3Dプリンターを使うAM(Additive Manufact […]

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材料から製品をつくりあげる加工分野は、ものづくりの柱ともいえる分野の一つ。3Dプリンターの登場で、加工技術の可能性はさらに大きく広がっています。
田代研究室では、3Dプリンターを使うAM(Additive Manufacturing)技術や難削加工、超仕上げ加工など、時代の先端を行く研究を進めています。

ステンレスの複合加工を研究 
金型の新たな時代を拓く

重くて硬い金属が、軽くしなやかになる。そんな一見不可能なことを実現したのがAM技術です。AM技術とは、3Dの設計図を元に3Dプリンターで材料を積層し立体を造形する技術。

田代研究室では、金属粉末を敷き詰めた上にレーザーを照射して必要な部分を溶かして固める工程と切削の工程を繰り返す「金属粉末光造形複合加工」という方法で、ステンレス鋼の金型を造形する実験を進めています。

ステンレスは熱が伝わりにくいために切削中に温度が上がり、切削工具の摩耗が激しい材料です。そのため、寸法精度や強度に優れた金型が加工できて、なおかつ工具の摩耗も抑えられる条件を探っています。また、レーザーの出力や走査速度の調整によって、微細な穴が開いたポーラス構造の金型をつくる技術を確立することもテーマ。ポーラス構造の部品を金型の一部に用いると、通気性がよく樹脂が充塡しやすいため、消費電力を少なくできるなどのメリットがあります。

空気や水を通すようポーラス加工された金属
ポーラス構造のステンレスは小さな穴を含んだ構造となっている.

音や衝撃を緩和する金属素材の誕生! 
人工関節材に活用されれば生体への親和性もアップ

ポーラス構造のステンレス鋼には、水やガスを通すというユニークな特性があります。この構造特性から、金属製の金型でプラスチック成形する時に、圧縮された空気の抵抗圧を抑えるのに“空気の抜ける金属”があればスムーズにできる、という発想が生まれました。

ポーラス構造のステンレス鋼は、硬くて強い金属の強度はそのままに、液体や気体を通してくれるほか、音や衝撃を緩和するという特性があります。また孔が開いているぶん重さも軽減。輸送コストや加工を考えた時、重量が軽いということは大きな意味を持ちます。

こうした特性から、暮らしに身近な用途として期待されるのが人工関節。現在、人工関節の材料にはチタン合金やコバルトクロム合金、ステンレス合金、タンタル、セラミック、ポリエチレンなどが使われています。これらの関節素材は、形成後、生体親和性を高めるなどの目的で表面的に凹凸加工が加えられています。けれどもポーラス加工された材料なら、内部にまで液体を通す孔が開いているため細胞や膜が定着しやすく、より生体親和性が高くなると考えられます。

ポーラス構造金型を用いたガス排出性の改善
金型に樹脂を充てんする際に,圧縮された空気の抵抗圧を抑える方法として“空気の抜ける金属”の利用が始まっている.
人工関節とポーラス構造(生体親和性)
現在使用されている金属性の人工関節材は,生体親和性を高めるなどの目的で表面的に凹凸加工が加えられている.しかしポーラス構造なら,細胞や膜が定着しやすく,より生体親和性が高くなる.

軽くてしなやかな金属が
人生100年時代の健康寿命を延ばす!?

ポーラス構造の金属には、医療用人工材料としての開発が進む可能性があります。
現在、高齢者に多い骨折部位は、上腕骨近位端骨折(肩)、橈骨遠位端骨折(手首)、そして大腿骨近位部骨折(太ももの付け根)、脊椎圧迫骨折(背中・腰)。また人工関節学会による調査で急増中と報告されているのが、膝や肩、そして股関節(太ももの付け根)への手術適応です。
微細な穴がたくさんあいたポーラス構造の金属ですが、実は骨の内部も海綿質という穴あき構造。もし骨に近い金属ができれば、人生100年時代の強い味方になるかもしれません。

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