暗号 | WHO’S LAB |大阪電気通信大学研究室紹介サイト /whoslab/research-keyword/cipher/ WHO'S LABは、大阪電気通信大学の研究活動を発信する専用サイトです。 Thu, 05 Sep 2024 05:19:54 +0000 ja hourly 1 身近にもたくさん存在する最適化問題を解く アルゴリズム理論の基礎研究 /whoslab/research/uejima/ Thu, 21 Sep 2023 01:12:00 +0000 /whoslab/?post_type=research&p=1937 一定の条件を満たす組合せの中から、最もよい組合せを選ぶような問題は、アルバイトのシフト、ルートの検索、スケジューリングなど私たちの身近にもたくさんあります。上嶋研究室では、こうした「組合せ最適化問題」において効率のよいア […]

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一定の条件を満たす組合せの中から、最もよい組合せを選ぶような問題は、アルバイトのシフト、ルートの検索、スケジューリングなど私たちの身近にもたくさんあります。
上嶋研究室では、こうした「組合せ最適化問題」において効率のよいアルゴリズムのあり方を探っています。

問題が難しいかどうかを証明することが
世の中の問題解決の第一歩になる!?

「組合せ最適化問題」の中には、コンピュータの計算速度が飛躍的に向上しても現実的な時間では解けない問題も存在します。解けない問題ならば、正解でなくても近い答えを得る方法を考えるなど、現実的な対応が取れます。効率の良いアルゴリズムでスパッと解ける問題なら、それを追い求めることになります。

このように、問題が本質的に持っている難しさを明らかにすることは効率の良いアルゴリズム設計の第一歩。問題の本質的難しさを計算困難性と言いますが、上嶋研究室ではその証明とともに、それを活用した暗号技術の基礎研究を行っています。現実的な時間では解けないような難しい問題は、安全性の高い暗号の設計に活用可能なのです。

すべての訪問先をどのような順序で回れば移動距離が一番少なくて済むのかを求める問題は.組合せ最適化問題の一つ.拠点が増えればコンピュータで速く解くのが難しい問題として有名.

情報の中身を隠したまま
「情報を知っている」ことだけを相手に納得させる暗号理論

主要な研究テーマの一つは、暗号理論の重要な概念である「ゼロ知識証明」の実現です。

「ゼロ知識証明」とは、パスワードなど秘密情報自体は明かさずに、その情報を知っているという事実を証明するという手法。公開鍵暗号やデジタル署名、ユーザー認証などに応用されている技術です。

上嶋研究室では、計算困難な問題の中から身近なパズルの問題に着目。「ゼロ知識証明」を実現するプロトコルを、コンピュータではなく、トランプカードのような身近なアイテムを使って設計し、アルゴリズムの最適化を探っています。

暗号機能を手軽に目に見える形で表すこのような設計は、暗号プロトコルについてのデモンストレーションや導入教育に活用できることから最近研究が進んでいる分野です。

●5枚のカードを使う暗号プロトコル. この図のような操作をすると,a子とb男がともに「Yes」である時だけ,3枚の♡が巡回的に連続して並ぶ.人の手でもプロトコルが実現できることを示している.

問題が簡単に解けないことを原理的に解明することは
100万ドルの懸賞金がかけられるほど重要

計算困難性の問題に関係するのが、米国のクレイ数学研究所が発表したミレニアム懸賞問題の一つにも選ばれた「P≠NP予想」です。
「P≠NP予想」とはざっくり言うとPとは解きやすい問題のグループで、NPとは答えの正しさを簡単に確認できる問題のグループ。NPの中には簡単に解けない問題があると予想されており、世界中で50年以上研究が進められています。P≠NPだとしても、この予想を追求する過程で得る新たな数学的な知見が世の中のいろんな問題の解決に役立つはずです。

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解読に数百兆年かかる暗号が解読される!? 量子コンピュータに対抗できる暗号技術とは? /whoslab/research/murakami/ Thu, 06 Jul 2023 10:00:00 +0000 /whoslab/?post_type=research&p=248 私たちが活用するデータは暗号で守られ、最も難解な暗号を解読するには宇宙の寿命より長い時間がかかるとされてきました。しかし量子コンピュータの実用化により暗号が解読される可能性が出てきました。村上研究室では破られない暗号を研 […]

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私たちが活用するデータは暗号で守られ、最も難解な暗号を解読するには宇宙の寿命より長い時間がかかるとされてきました。しかし量子コンピュータの実用化により暗号が解読される可能性が出てきました。
村上研究室では破られない暗号を研究中です。

「秘密鍵暗号」と「公開鍵暗号」 
私たちは大きく2方式の暗号で守られている

「りたたんたご」という文字列(=暗号文)のそばに「たぬき」の絵があれば「た」を抜いて(=鍵)、「りんご」(=平文)と解読できます。これが私たちのイメージする暗号で、暗号化と復号に共通の鍵を使うため鍵は秘密にされなくてはならず「秘密鍵暗号」と呼ばれます。

一方、暗号化には受信者が一般公開した公開鍵を使い、復号には受信者のみが持つ秘密鍵を使う方法は「公開鍵暗号」と呼ばれます。

前者は処理速度が速い代わりに鍵を当事者間でいかに安全に共有するかという問題があります。後者は暗号化に使用する鍵を公開することができる代わりに処理コストがかかります。

いずれの方式においても、暗号強度を上げるためにこれまでにさまざまな暗号アルゴリズムが開発されてきました。

暗号化と復号に共通の「秘密鍵暗号」を使うことで,安全に文章を送受信できる.
処理速度は速いが,いかに秘密鍵を安全に共有するかが課題.
暗号化には公開鍵を使い,復号の時だけ秘密鍵を使う方法を「公開鍵暗号」という.課題は処理コストが発生すること.

量子コンピュータの解読を防ぐために
複雑性クラスの高い数学問題を暗号に取り入れる

「秘密鍵暗号」で標準的に使われているのが「AES」で、鍵長(暗号のデータサイズ)が大きく、AES-256bitならスーパーコンピュータで総当たり攻撃をしても数百兆年かかります。

また「公開鍵暗号」で代表的な「RSA暗号」は、解読に膨大な桁数の素因数分解が必要となり、これも天文学的な時間がかかります。いずれも解読にかかる時間が安全性を担保していました。

ところが、量子コンピュータが登場し、実用化されると解読にかかる時間が大幅に短縮される可能性が出てきました。これに備え、さらに計算量が多く効率よく解けない問題を設定する必要があります。これは、数学上最大の未解決問題であるP≠NP予想などにも深く関係しています。

研究室では、量子コンピュータでも解けない「耐量子暗号」を開発するための多様なアプローチを試みています。

量子コンピュータでも解けない「耐量子暗号」を開発するには,複雑性クラスの高いさまざまな問題を設定していく必要がある.

量子コンピュータに負けない暗号が
世界の崩壊を食い止める!

暗号は古代から使われてきましたが、ビッグデータの行き交う現代社会は暗号でできているといっても過言ではありません。瞬時に暗号が解読されてしまえば、国家機密情報から個人情報まで、あらゆる情報が漏洩することになり世界は混乱に陥ることでしょう。
スマホでキャッシュレス決済が普通にでき、パソコンでデスクワークが普通にできる。そんな日常を続けることができるかどうかは、次世代暗号技術の開発にかかっているのです。

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不正アクセスや情報の抜き取りは許さない 情報の安全性を守るセキュリティ技術研究 /whoslab/research/sakai/ Fri, 24 Feb 2023 13:31:52 +0000 /whoslab/?post_type=research&p=1814 情報のやり取りで経済や社会が動く現代、リアルでもサイバーでも不正なアクセスを防いで大切な情報を守るセキュリティ技術の重要性は増すばかりです。境研究室では、暗号や情報セキュリティ技術についての研究を行い、安心安全な情報社会 […]

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情報のやり取りで経済や社会が動く現代、リアルでもサイバーでも不正なアクセスを防いで大切な情報を守るセキュリティ技術の重要性は増すばかりです。
境研究室では、暗号や情報セキュリティ技術についての研究を行い、安心安全な情報社会を支える基盤技術の確立に貢献しています。

便利だけど意外と偽造に弱い生体認証 
安全性の高い顔認証システムをめざして

生体認証は、指紋や虹彩、顔など個人を特定できる生体情報を読み取り、あらかじめ登録してある本人の情報と照合させるセキュリティ技術です。一見安全性が高そうな認証方法ですが、指紋は意外と簡単に写し取れ、虹彩も高精細カメラで盗むことが可能です。

また登録された顔画像と目、鼻、口など各パーツの位置や大きさを照合する顔認証でも、写真などを使って顔画像を偽造される危険があります。

境研究室では、安価で偽造されにくい顔認証システムを研究。複数の照明を設置し、照明によって影ができた顔の情報も含めて照合させる方法を提案しています。違う照明を何度かランダムに当てるなど照合方法を工夫すれば、さらに偽造は難しくなります。

顔認証では,照明による影は画像認識の邪魔になるため,影ができないような照明にするのが一般的.それを逆手にとって照明でわざと顔に影ができるようにし,あらかじめ登録された影のある画像と照合.印刷した写真は立体ではないため同じ影はできず,認証されることはない.

新しい暗号化技術「耐量子暗号」は大丈夫か 
安全性を評価する研究で技術の向上に貢献

暗号化技術もメインテーマの一つです。暗号化とは、データを決められた手順で書き換えて情報を読み取られないようにするセキュリティ技術。キャッシュレスサービスなどにも使われている重要な技術です。

暗号化技術で今最もホットなテーマは、量子コンピュータの実用化で現在使われている暗号が解読され安全でなくなってしまうという問題。それに対抗するため、量子コンピュータでも解読されにくい耐量子暗号の研究が盛んに進められています。

境研究室では、この耐量子暗号の安全性評価に取り組んでいます。暗号を解読するのに最も効率のよいアルゴリズムを探り、どの程度の安全性が実現できるのかを確かめています。

暗号化や復号に使われる特定のデータを「鍵」といい,暗号の鍵はビットという単位で表される.ビット数の多い(鍵長の長い)鍵ほど解読に時間がかかり安全性は高くなるが,あまり時間がかかりすぎると実際に使えない暗号になってしまう.耐量子暗号の安全性評価では,アルゴリズムと鍵長の両面から暗号にどんな安全性があればよいのかを探ることになる.

セキュリティを意識しなくてもよくなる!?
使い勝手のよい暗号化技術はいつ実現するか

「セキュリティ技術とハッキングはいたちごっこ」と思っている人も多いかもしれません。しかし実際は、利用者に便利に使ってもらうために安全性を少し犠牲にする、その隙に付け込まれることが多いのです。現在のセキュリティ技術は、それほど利用者にとって不便なものだというわけ。
もし使い勝手のよい暗号化技術が実現すれば、セキュリティ意識がなくても情報を盗まれる危険のない、バラ色の情報化社会が到来するかもしれません。

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