画像処理 | WHO’S LAB |大阪電気通信大学研究室紹介サイト /whoslab/research-keyword/image-processing/ WHO'S LABは、大阪電気通信大学の研究活動を発信する専用サイトです。 Wed, 06 Aug 2025 01:57:11 +0000 ja hourly 1 人を「みる」技術で暮らしをもっと豊かに /whoslab/research/hikita/ Mon, 25 Mar 2024 03:00:00 +0000 /whoslab/?post_type=research&p=9126 眠くなる前に話しかけてくれる車。目で合図を送るだけで動き出すエアコンやお掃除ロボット。人にやさしいスマートな機械は、人を「みる」ことから始まります。疋田准教授は、目から人の状態を推定する技術や、目やまぶたの動きで情報機器 […]

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眠くなる前に話しかけてくれる車。目で合図を送るだけで動き出すエアコンやお掃除ロボット。人にやさしいスマートな機械は、人を「みる」ことから始まります。
疋田准教授は、目から人の状態を推定する技術や、目やまぶたの動きで情報機器を操作する技術開発を通して、人にやさしいものづくりをめざしています。

目は口ほどにものをいう!? 
視線で情報機器を動かす技術

疋田准教授が進めているのは、視線の動きでパソコンなどを操作できるインターフェースの開発です。障がいのある人のコミュニケーションにも役立ち、画面から離れていたり、両手がふさがっていたりする時にも操作が簡単にでき便利です。疋田准教授は、現在、日常生活で使いやすいよう、眼鏡のフレームにカメラを取り付けるデバイスを開発中。

視線の推定には、瞳孔や虹彩などの形状の変化を利用しますが、目の正面からでなく横からの画像で視線の検出を行うのは至難の業。まだ他にはない新技術の開発に挑戦中です。

また視線の方向だけでなく、視線を使った簡単なジェスチャーの検出にも取り組んでいます。現段階で検出できる動作の中には、たとえば、少し頭を振ってうなずくようなジェスチャーなどがあります。目の合図だけで機器の操作がどこまで実現できるのか、楽しみな研究です。

最初に1回まばたきすると,自動的に目の領域(黒枠)を見つけて黒目の検出をスタートする.目の動きに合わせて黄色い線も動く.左上の数字は,目の回転運動の大きさを表している.

次世代の技術者育成のために
ARを利用した目で見てわかるロボット教材の開発

また疋田准教授では、次世代を担う技術者育成のために、ARを利用したロボット教材の開発にも積極的に取り組んでいます。

私たちが相手の顔を見て「眠そう」「疲れている」「楽しそう」といったさまざまな情報を読み取るように、機械も上手に私たちを「みる」ことができれば、人の気持ちを理解し、自発的に手助けしてくれるやさしいロボットの誕生につながるかも知れません。疋田研究室で取り組んでいるのは、人間が視覚(目)から得ている情報を判断し、次の動作を決めているのと同じように、ロボットもカメラ(目)から得た情報で状況を判断し、動作できるようにするしくみの開発です。

開発中の教材をいくつか紹介します。2つの動画から、自動運転のしくみについて考えてみると、ARを利用したロボットについて理解が進むかも知れません。同時に、ロボットと共に生きる近未来が見えてくるかも知れません。

私たち人間は,目でまわりの様子を確認しながら車を運転する.ロボットも,カメラ(目)があれば,自分で考えて走行することができる.この動画を見て,どうやって自動運転しているか,わかるかな?
AR(Augmented Reality)の技術を利用して,自動運転しているロボットが考えていることを,カメラ画像に重ね書きしたもの.ここから,自動運転のしくみがわかるかな?

ロボットの目は
どこまで未来を見通す!?

ロボットの目、つまりカメラは、画像処理技術などを応用して人以上の能力を発揮します。視線をはじめ、人が認識することが難しいものを正確に把握する技術の発達は、健康の維持やコミュニケーションの向上をもたらし、人の暮らしを豊かにしてくれそうです。
一方で、人の視線は、眼球や筋肉の動きなど複雑な制御機構の賜物だとか。人と機械との「いいとこどり」によって、ロボットの視覚に関する技術がどこまで発展するのか?その先の未来に期待が高まります。

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AI技術を駆使した医用画像処理研究で小児水頭症の脳室領域抽出をより高精度に /whoslab/research/iwamoto/ Thu, 21 Sep 2023 01:13:00 +0000 /whoslab/?post_type=research&p=4270 脳脊髄液の循環障害によって、脳の内部にある空間、脳室に過剰に溜まった髄液が、脳を圧迫しさまざまな障害を引き起こす水頭症。頭部CTスキャンやMRIでその領域を特定し診断します。岩本准教授が医療機関と共同で研究しているのは、 […]

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脳脊髄液の循環障害によって、脳の内部にある空間、脳室に過剰に溜まった髄液が、脳を圧迫しさまざまな障害を引き起こす水頭症。頭部CTスキャンやMRIでその領域を特定し診断します。
岩本准教授が医療機関と共同で研究しているのは、AIのディープラーニングを活用した、さらに精度の高い医用画像処理技術です。

ディープラーニングによる画像セグメンテーションにより、
小児水頭症の脳室の体積を正確に測定 
疾患の定量化や患者に分かりやすく伝えることができるゴールを目指す
 

医療機関との共同研究のテーマは、医用画像から小児水頭症の脳室をセグメンテーションし、より高精度な解析と的確な診断へ導くソフトウェアの開発。特に小児は脳形状が多様であることから難易度の高さも課題となります。

現在、ディープラーニングを活用しながら高い精度で領域をセグメンテーションすることで、対象となる脳室の体積を測り、定量化する技術を開発しています。この技術が確立できれば、 正確に測定された体積から、疾患の定量化や、患者に術前・術後の変化を分かりやすく伝えたりすることが可能になります。

左)正常な脳室と, 右)水頭症の脳室のイラスト.

今後ますますニーズが高まる、医用画像の自動セグメンテーションと
画像処理技術に着目! 
既存の技術もブラッシュアップすることで医療分野にAIの技術で貢献

医用画像の対象となる領域を自動でセグメーテーションし、現場の医師が直感的に利用できるシステムの開発は、今後ますます医療分野で必要とされる技術の一つです。

MRIやCTの画像から特定の臓器に色をつけて抽出する技術の一例
(Medical Image Decathlonデータセット画像 (spleen)(Licensed under CC-BY-SA 4.0)[1,2]をITK-SNAP[3]ソフトウェアで表示).

上の画像のように脾臓や肝臓を抽出する技術はすでに広く活用されていますが、その精度をできるだけ上げるために最新のアルゴリズムを使ってその開発に取り組んだり、小児水頭症のように、これまでセグメンテーションの研究例が少ない領域に着目し、ソフトウェアの開発を目指したりしています。

このほか、CTスキャンやMRI画像のノイズ除去や、解像度を上げるなどの医用画像処理に関する研究にも取り組み、医療分野で広く活用されるAI技術の発展に力を注いでいます。

医療分野で医師と患者をサポートする
システム開発のAI技術

開発中の技術が確立すれば、現在共同研究中の医療機関で実際に医学的な解析に活用いただく予定です。 研究テーマでもある医用画像処理の分野でAIを駆使して医療現場に少しでも力添えができれば、と考えています。たとえば、随分先の未来になりますが、医師の診断をサポートするような技術や、 身体に気になる症状があった場合、患者自身が写真を撮って、まず画像である程度診断し、後に医師が適切な診断ができるようなシステムを開発できればと考えています。

参考文献

  1. Medical Segmentation Decathlon, [Online]. Available: http://medicaldecathlon.com/
  2. Amber L. Simpson et al. “A large annotated medical image dataset for the development and evaluation of segmentation algorithms”,
    arXiv:1902.09063
  3. Paul A. Yushkevich, Joseph Piven, Heather Cody Hazlett, Rachel Gimpel Smith, Sean Ho, James C. Gee, and Guido Gerig. User-guided 3D active contour segmentation of anatomical structures: Significantly improved efficiency and reliability. Neuroimage 2006 Jul 1;31(3):1116-28. [Online]. Available: www.itksnap.org

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特殊カメラで撮影する一枚の画像が画像センシングの精度と効率を向上させる /whoslab/research/kimachi/ Thu, 21 Sep 2023 01:07:00 +0000 /whoslab/?post_type=research&p=1851 画像から必要な情報を取り出す「画像センシング」。来海研究室では、光の強度が時間変動する成分を画像として抽出できるカメラを用いて、光の波長(分光スペクトル)を手がかりにした類似色物体の識別、形状・質感を同時に計測する画像セ […]

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画像から必要な情報を取り出す「画像センシング」。
来海研究室では、光の強度が時間変動する成分を画像として抽出できるカメラを用いて、光の波長(分光スペクトル)を手がかりにした類似色物体の識別、形状・質感を同時に計測する画像センシングの手法を開発しています。

画像で見るその色は、実際の色と異なるかも知れない!? 
分光スペクトルを手がかりに情報を抽出する、実時間画像センシング手法

たとえばスマートフォンで撮影した赤い服。赤いものは赤く「見える」のですが、実際の色とは異なる場合があります。日常の記録ならそれでいいですが、農産物を見分けたり生体組織の異常を見極めたりするには、より精密な情報が必要です。その場合、色の元になる光の波長(分光スペクトル)まで立ち入り調べなければ区別することはできません。ですが、精密な計測をしようとすればするほど膨大な画像の枚数、それを用意する時間と労力がかかります。

現在、高速カメラは1秒間に1,000枚撮影できますが、対応できるハードウェアも必要です。また、それだけの枚数を撮影しているうちに調べるものが変化したり動いてしまうと計測できないという問題も。

これらの課題を解決するために開発を進めているのが「実時間画像センシング手法」。一般的なビデオカメラのスピードで、たった1枚撮影するだけで、計測に必要な情報を得られるという技術です。

識別困難な物体も分光スペクトルを手がかりに識別 
人の眼では区別できない類似色や三次元形状の計測もリアルタイムでとらえる

この研究で実時間=リアルタイムで撮影するのは、時間相関カメラという特殊なカメラ。数ある撮影手法のうちの1つがLEDを使った類似色物体の識別です。

たとえば少し古いタイプの蛍光灯の光は1秒間に120回点滅していますが、その時間変化のスピードに、ほとんどの人は気が付きません。ですが、時間相関カメラは1秒間に1,000回振動しているものと2,000回振動しているものを、カメラに指示信号を与えることで撮り分けることが可能です。

この機能を応用し、点滅スピードが異なる12種類のLEDを多数並べて物体を照明し、反射光から点滅スピードごとの感度調整を時間相関カメラが行い、分光スペクトルを区別することで、類似色の識別をすることもできます。さらに、形状と質感を同時に計測するシステム、運動物体の三次元形状を計測するシステムも開発中。今後はさらに画像センシングの手法の幅を広げ、時間や作業の効率化、精密さの向上へと繋げます。

病理検査から生育判定、文化財のデジタル保存など
幅広い分野で測定精度の向上に貢献!

類似物体の識別の研究が進みシステムが開発されると、がん細胞などの異常な組織を調べるための病理検査や、農作物の色で実り具合を調べる生育判定、また美術品の真贋判定などに応用できます。
また、形状と質感情報を同時に計測するシステムが確立すれば、文化財のデジタル保存や、ECサイトに掲載される商品画像と実物とのギャップを埋める際に役立てることができるなど、幅広い分野でより精度の高い測定ができると期待されます。

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進化する情報技術を活用して何ができるか多様な社会ニーズに応えるソリューション開発 /whoslab/research/nakahara/ Mon, 24 Jul 2023 02:03:00 +0000 /whoslab/?post_type=research&p=3351 社会のさまざまな分野の課題を解決することが期待されている情報技術。中原研究室ではAR、AI、画像処理などの技術を活用して、交通や物流、防災・減災など社会インフラ整備に役立つソリューション開発を行っています。実社会への導入 […]

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社会のさまざまな分野の課題を解決することが期待されている情報技術。
中原研究室ではAR、AI、画像処理などの技術を活用して、交通や物流、防災・減災など社会インフラ整備に役立つソリューション開発を行っています。実社会への導入を意識した、これからの社会を変えていく技術です。

社会インフラをよりよいものにする
AIやデータサイエンスを活用した技術開発

テーマの一つは、AIを活用した交通量調査の自動化です。交通量は道路の劣化予測や交通計画立案の基礎データとして重要ですが、従来の人手による調査では人件費や調査員の熱中症リスクなどの課題がありました。そこで、街頭の監視カメラを使いAIで人を認識させる自動化技術の開発を企業と共同で進め、すでにサービスの運用が開始されています。

また、データサイエンスを使った防災技術の開発も進めています。道路の造成で人工的に造った地形の周辺は、豪雨などによる災害が起こりやすくなります。そこで、航空レーザー測量などで取得した3次元データで、切土・盛土・擁壁などの構造物を自動的に抽出。年度のデータとの比較によって損壊・劣化状況などを把握し、崩壊などの危険性を自動的に判別する技術です。そのための計測技術も開発しています。

個人情報保護のための手続きを経て,街頭カメラで通行する人を自動的に認識
左) 防災対策には,どこにどれだけ危険な構造物があるかを把握する必要がある.
右) 道路周りの構造物を自動で検出(図中の赤部)し,その危険性を自動で判定する技術を開発.
手のひらサイズの3Dスキャナ(左)
計測した3次元の座標点の集合でできた地図(図中右:点群データ)

スポーツ根性論を不要にする解析アプリなど
簡単に使えてかゆいところに手が届く技術

一方で、AIをスポーツ解析や指導支援に役立てようという研究も行っています。バレーボールの試合中に選手やボールの動きをAIや画像処理技術を使って自動でリアルタイムに分析する技術の開発もその一つです。選手交代や相手の動き応じた戦術分析などに役立つ技術です。

また、スマホのカメラで3次元の骨格の動きをリアルタイムにキャプチャーできる技術を活用した、スポーツ指導支援の研究も実施中。競技に必要な動きを可視化して自動的に分析し、その結果から導き出したアドバイスを自動で表示することを目指しています。

このほか、AIによる動作解析を手話自動翻訳に活用する例も。中原研究室では、自由な発想で幅広いニーズに応える研究が進んでいます。

実際に使われているバレーボールの戦術分析ソフトの機能を自動化し,より使い勝手のよいものに.
Googleが開発したカメラ映像からリアルタイムに人の姿勢の3次元情報をキャプチャーする技術を使い,ボールを蹴る瞬間にアドバイスを自動で表示.

アーティスト目線でライブが観られる!?
日常・非日常のすべてがバーチャルになる

日本全体を3次元データ化してバーチャル日本をつくろうというプロジェクトがすでに進んでいます。どの道路に車が何台走っていて、駅前に人がどのくらいいてショッピングモールの店で何が売れたか、リアルタイムにわかったり、実際の人と遜色ないAIと会話できたりする時代がもうすぐ到来します。
ライブはアーティスト目線や最前列、舞台上で楽しむことも可能になるかも。日常から非日常まですべてがバーチャルになる未来は、今までとは大きく違う世界になりそうです。

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個人差の大きな生体情報を確実に認識・処理できる 3D画像処理・データ計測技術で医療を支援 /whoslab/research/mitsumoto/ Sun, 15 Jan 2023 03:59:45 +0000 /whoslab/?post_type=research&p=401 病院で使われているCTスキャンは、人体の周囲を360度回転しながらさまざまな方向からX線撮影し、3Dデジタルデータ化する検査。光本研究室では、このCTスキャンの3Dデータから、骨粗しょう症患者の早期発見に役立つ画像処理技 […]

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病院で使われているCTスキャンは、人体の周囲を360度回転しながらさまざまな方向からX線撮影し、3Dデジタルデータ化する検査。
光本研究室では、このCTスキャンの3Dデータから、骨粗しょう症患者の早期発見に役立つ画像処理技術を研究しています。

骨粗しょう症の早期発見に役立つ
海綿骨領域の骨密度を自動測定する技術

体の中に何か異常が疑われる時、より正確な診断、質の高い治療を実現するために実施されるCT検査。レントゲン検査では、正確に細部までわからなかったような骨質や骨の高さ、骨の形状も、CT検査なら正確に撮影できます。CTスキャンの3Dデータを処理・解析したり表示させる技術は年々高度化しており、診断や治療を支援する重要な情報処理技術として注目を集めています。

光本准教授は、骨粗しょう症患者のCTスキャンで得られた3Dデータを画像処理する技術を研究しています。

開発中の技術は、まず内臓も、ろっ骨も含んだ元データから脊柱領域だけを抽出し、脊柱のスライス画像を作成。さらにそこから骨の内側にある海綿骨と呼ばれる領域だけを抽出して、その骨密度を割り出すところまでを自動化しようというものです。海綿骨の骨密度に着目するのは、骨粗しょう症の初期には骨の外側より海綿骨のほうがより骨量の減少が目立つため、早期発見に役立つからです。

画像診断に必要な処理を自動化できれば、医師の読影を支援することが可能になります。さらに、より精緻なデータ処理を実現することで、投薬による効果を確認する方法としても活用できます。光本研究室では、画像処理技術の開発を通して医療支援ツールの実用化をめざしています。

人の脊柱は左図のような構成.右図は抽出した脊柱領域から椎骨位置を推定し色分けしたもの.

左)椎骨のスライス画像. ここから内側の海綿骨領域だけを抽出.
右)椎骨断面の模式図.骨粗しょう症患者は骨の内側にある海綿骨領域から骨密度が低下してしまう.

人によって違う骨の形や構造を
より正確に認識できる技術を確立

課題となるのは骨の形や構造に見られる個人差です。脊柱領域だけ抽出する作業の自動化にしても、何百人ものデータを安定的に処理できる技術の確立が必要です。

光本研究室では、円形度という数値を基準にする、これまでにないやり方でより正確に抽出する方法を開発し、一連の自動化処理を可能にしました。この方法で骨粗しょう症患者の骨密度を計測したところ、患者には健常者のようなリズムがなく、海綿骨の骨密度も複雑な変化をしていることがわかりました。

今後は、AIのディープラーニングを活用して、画像処理の解像度をより高めることが目標。骨の内部の微細な構造がわかる精密な画像処理で、症状の経過観察や薬の開発に役立てられることが期待されています。

骨密度をグラフにすると健常者と骨粗しょう症患者の違いが明らかに.骨を精密に解析することで骨の状況を把握し,効果的な治療に役立てることができる.

体内の様子が一目でわかる画像処理技術で
誰でも正確な診断が可能になる!?

Ⅹ線を使うCT撮影では、放射線量を上げればより精細な画像が得られます。しかし、人体への影響を考えると今以上に線量を上げることは不可能。そこで、画像処理でより精細な画像にする技術が注目されています。
細かいところまではっきりと、しかも色分けされるなど、わかりやすい形で表示されるような技術が確立されると、専門知識や技術、経験の差によることなく、誰でも正確に病気の診断ができるようになるかもしれません。

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