空間デザイン | WHO’S LAB |大阪電気通信大学研究室紹介サイト /whoslab/research-keyword/space-design/ WHO'S LABは、大阪電気通信大学の研究活動を発信する専用サイトです。 Thu, 17 Jul 2025 02:10:49 +0000 ja hourly 1 建築設計の意図を的確に伝える建築ビジュアライズの可能性 /whoslab/research/ota/ Tue, 22 Oct 2024 10:55:20 +0000 /whoslab/?post_type=research&p=14170 注文を受けてつくる建築は、制作前に実物を見ることはできません。そこで重要になるのが、プレゼンテーションなどで建築設計の意図を的確に伝えるビジュアル表現。 太田准教授は建築ビジュアライズ(建築の視覚化)の可能性をテーマに、 […]

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注文を受けてつくる建築は、制作前に実物を見ることはできません。そこで重要になるのが、プレゼンテーションなどで建築設計の意図を的確に伝えるビジュアル表現。

太田准教授は建築ビジュアライズ(建築の視覚化)の可能性をテーマに、より効果の高いビジュアル表現を追究しています。

建築・空間が生み出す
期待感や高揚感を形にする

建築設計の現場では、何度もプレゼンテーションが行われます。設計コンペ時はもちろん、受注後も 基本計画 基本設計 実施設計などさまざまなタイミングで、クライアントに設計案の説明をします。その際、設計者の頭の中にある建築の全貌をクライアントに伝える重要なツールとなるのが、 建築パースやCGなどによる建築ビジュアライズです。

IT技術の進化で、建築ビジュアライズにおいてもより高度なCG表現のほかアニメーション、VRを使ったリアルな表現も増えてきました。

太田准教授は、建築設計事務所で国内外の多様な案件の建築設計を担当してきた経験から、リアルさやきれいさだけでなく、建築や空間によって生まれる新しい風景への期待感や高揚感を付加価値として表現する重要性に着目。クライアントやそのニーズ、どの段階での説明かなど、状況に応じたより効果的な表現手法を探っています。

ビジュアルの認識の仕方や感じ方は人によって違うため、その差異を心理的な観点からデータ化。また、空気感がより伝わる表現にとって色、アイテム、アングルといった要素のうち何が重要なのかなど、具体的なテーマを設定して海外も含めたさまざまな事例を分析しています。

左)某教会のデザイン提案. 光と影による奥行き感を表現
右)Blue Moment. 一日の中でわずかにある青い世界に印象的なファサードを重ねた

FLOUR. 植物と工場跡、カプセルと廃屋を用い時間のコントラストを描いた


建築のDX化による
知覚の変化を研究

建築業界では、BIM(Building Information Modeling)と呼ばれる建物の設計や施工、維持管理に必要な情報を3Dモデルとして統合する取り組みが普及しつつあります。それ以前のCADも含め設計図面をデジタルで描くことは、利便性やデータ共有・活用の点で大きなメリットがあることは言うまでもありません。

その一方で、「スケール感」の欠如を指摘する声もあります。スケール感とは、ものの大きさや規模を感じ取る感覚のこと。CADやBIMではディスプレイ上で自由自在にサイズ変更が可能で、実際の寸法は数字で指定します。定規で実際に測り図面上の縮尺が一定の手描き図面と違って基準にするものがないため、スケール感覚が身につきにくいと考えられています。

太田准教授は、このような建築・空間のDX化による人の知覚の変化やその対応について研究しています。MRの技術を活用し、実空間の上に同じ空間をビジュアル化したVRを照射し重ね合わせます。そうすることで、実空間で生活しているときのスケール感がビジュアルに落としこまれ知覚が変化する様子を探ります。

また、このようなスケール感の変化、人によるばらつきをデータベース化することも検討中。仮想空間と現実空間の融合をより高度化する技術の基礎データとなることが期待されます。

仮想と現実の融合が進む世界で
人にとって心地よい場所とは!?

4D映画は、風や振動などリアルな感覚が映像とリンクして映像世界を広げます。一方、XR(VR、AR、MRなどの総称)技術の進展は、現実世界を大きく拡張しています。ビジュアルがつくりだす仮想と現実は、今後ますます重なり合っていくでしょう。
そこで今までとは違った人の感覚や認知が生まれるのは、当然といえるかもしれません。仮想と現実との融合した新たな世界で、人が心地よい場所を見つけられる技術が求められています。

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新しい暮らしの楽しみや価値を見出す空間づくり /whoslab/research/research-umehara/ Tue, 03 Sep 2024 02:00:00 +0000 /whoslab/?post_type=research&p=13106 建築を中心に、家具からサッカースタジアムまで、さまざまなスケールのデザインを手がけてきた梅原教授。ヨーロッパで活動してきた経験を生かし、新しい暮らしの楽しみ方や価値の発見につなげていきたいと考えています。人が本当に心地よ […]

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建築を中心に、家具からサッカースタジアムまで、さまざまなスケールのデザインを手がけてきた梅原教授。ヨーロッパで活動してきた経験を生かし、新しい暮らしの楽しみ方や価値の発見につなげていきたいと考えています。人が本当に心地よいと感じる空間づくりのために、柔軟な発想を形にしています。

従来の形やイメージに
とらわれない発想

本学での教育のかたわら建築家としても活躍する梅原教授は、住宅、リノベーション、インテリア、エクステリア、家具などを手がけ、他の事務所と組んで大規模な設計コンペにも参加しています。建築家として重視しているのは、人が本当に心地よいと感じる空間づくり。スケールや用途の違いがあっても、人がそこにどう関わるのかをデザインしていくという仕事の本質は同じだと考えています。
住宅デザインの場合、住む人のライフスタイルや持ち物、アクティビティなどが絵だとすると、それを包む額縁となるのが住宅。シンプルで、暮らし方に共感し寄り添えるような建物デザインであることを大事にしています。
心地よさをつくり出す源泉として見た目や手触りに重きを置き、従来の形やイメージにとらわれない発想でデザインしてきました。建物ではなく敷地に対して適切な屋根を架ける試みや鍵穴すら隠してしまう玄関扉など、ときに既成概念を打ち壊すような発想を形にしています。

「北白川の角家」 市川靖史(撮影)
周辺は閑静でありながら道も狭く込み入った新旧の小住宅が建ち並び,その屋根や外観もバラバラである.そこで街区の角地という特徴を活かし,建物ではなく敷地に対して適切な屋根をデザインすることで,隣の児童公園や前面の緑地帯の自然なオープンスペースを意識させる.
「北白川の角家」 市川靖史(撮影)
ほとんどの時間を過ごすLDKのある二階を中心とし,三階やロフトをつなぐ吹抜け,テラスから大きく張り出した天井によって,開放的に一体化されたワンルームのようなスペース.床スラブやキッチン・階段などで死角をつくりながらも家族全体の気配を感じながら生活することができる.

ヨーロッパの経験を生かし
新たな価値を発見

梅原教授は日本の大学・大学院で建築を学んだ後、デンマーク王立芸術アカデミーに留学。建築がすべてのデザインの源だと考えられている北欧での学びは刺激的で、建築家として活躍するための大きな力になったと言います。
卒業後、建築家としての最初のキャリアはオランダでスタート。留学先の先生から「英語が通じて経済が安定し、建築的にも面白いのはオランダしかない」と薦められたそうです。そのオランダの建築事務所で13年間働き、集合住宅や住宅のほかホテル、教会、サッカースタジアムなど多彩な仕事を経験。中には日本では携わることが難しいようなプロジェクトもあり、建築だけでなく文化的な側面を含めた貴重な経験を得ました。
梅原教授はヨーロッパで国際的な建築設計に携わった経験を生かし、新しい暮らしの楽しみ方や価値の発見につなげたいと考えています。現在、建築業界では国際コンペが増え、建築家の活躍フィールドも広がってきました。教育の中でグローバルな視野を養う機会を提供することで、世界に向け積極的にアクセス(orアプローチ)し、グローバル化を肌で感じることが大切だと考えています。幅広い視野や柔軟な発想力を養うべく、海外留学や海外研修を推奨しています。

「H’House」/ Wiel Arets Architects (梅原 悟 設計・撮影)
コンクリートのスラブと柱をガラスで包み,内部はカーテンで空間を緩く仕切りながら,キッチンやダイニングテーブル,階段,ベッドといったエレメントがオブジェのようにインストールされているというシンプルな構成になっている.

建築のグローバル化で
どんな風景が生まれる!?

建築のグローバル化が進む時代、気候の違いに対応したデザイン、建築ビジネスの違いなど、建築家の備えておくべき知識は多様化しています。また、現地の人と協働する機会も増えていくでしょう。
グローバルに活躍する建築家のデザインは、街や風景、建築をどう変えていくのでしょうか。日本の建築家は、世界の町でどんな仕事をするのでしょうか。異文化同士が互いに影響し合いながら新しい価値が生まれる姿は、私たちをワクワクさせてくれます。

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